30年前の今日、阪神淡路大震災が発生しました。

6000人を超える尊い命が失われました。

心から哀悼の意を表します。

あの日、当社では、一の鳥居が半壊し、参道の灯篭も崩れました。

幸い、いずれもその後復興し、現在も変わらぬ姿であります。

先日、南海トラフ地震が30年内に発生する確率が80%と発表されました。

阪神淡路大震災からの30年を思うと、その期間はとても短く、私たちの暮らしが決して安心安全なものではないと認識させられます。

不確定で、不安定であることが前提としてあり、その中で生きていく人々のよすがとなるのが、変わらぬ姿を保つ鳥居や灯篭、お社、鎮守の森なのかもしれません。

変わるもの、変わらざるを得ないものの中で、変わらないものに出会いたくなる、その場所がご神域、祈りの場なのだと感じる早朝の境内でした。

↓ 現在の鳥居

↓ 100年前の鳥居